2011年02月04日
抗がん剤副作用 : 脱毛について
先日、1年半ぶりくらいに友人が会いにきてくれました。
「あ~、なんか元気そうだね。」 私の顔をじっと見てニコニコ笑いながら言いました。
続けて「その髪、自毛なの?ウイッグなの?」と。
「自毛だよ。 伸びたでしょ?」そう言うと
「本当に、元気そうで良かった~。」とても嬉しそうに笑ってくれました。
前回彼女に会ったのは抗がん剤治療が始まって1ヶ月目くらいでした。
身体がだるくて、待ち合わせの喫茶店にやっと歩いて行ったことを思い出しました。
買ったばかりのウイッグつけて・・・・
抗がん剤の種類にもよりますが、乳がんの抗がん剤は必ず?脱毛するようです。
退院後の診察で、抗がん剤治療にあたり副作用の説明を受けた時も先生が
「皆さん治療の始まる前にウイッグを準備しているようですよ。」と教えてくれました。
病院で医療用のウイッグのパンフレットをいただきましたがとても高額、私は入院中に同室だった
乳がんの再発で入院していた患者さんから
「高いウイッグは買う必要ないよ。今はウイッグが流行りだから1万円以下でおしゃれ用のウイッグがあるからそれで十分」
と教えていただいていました。
人工毛のウイッグは重かったり、手入れをちゃんとしないと痛みやすいですが、ウイッグの下にインナーのキャップを使用すれば治療中の生活は十分でした。
(使用したウイッグやその他のタオルの帽子、ターバンなどについてはまた別の時にお話します。)
私の抗がん剤治療はEC療法というものでしたが、1回目の投与が終わって2週間目くらいに突然脱毛が始まりました。
最初の1週間はいつ抜けるのかドキドキしていましたが、何の変化もなかったので
「私は脱毛しないかもしれない。。。」なんて思っていた時でした。
シャンプーをして洗い流し始めたら何やら手に感触が。。。。水の流れに水だけではない何かが一緒に流れているのです。
あ~始まったんだ。どうしよう・・・脱毛が止まらない。いつこの手を止めたらいいんだろう。
不安になりました。 シャワーを止めて、タオルでカバーして浴室から出て母に言いました。
「脱毛が始まったみたい。」
それからは毎日抜け続け、パラパラな髪の毛になりました。
中には脱毛が始まる前に短くきってしまう方もいらっしゃるようですが、あまり短くしすぎない方がいいみたいです。
なんと言いますか、日常生活の中で常にダラダラと抜け続けるのです。 その毛を拾い集める。。。。
これがとても心に負担でした。
ウイッグをはずすみたいに、一度でぱっと脱げた方が気が楽だと思いました。
枕や洗面所、リビング、仕事場、肩やテーブルに・・・パラパラと抜け落ちた毛を見、拾うたびに心が重くなりました。
他の方に不快感を与えてしまうのではないかと。
私の心配を聞いて母が毎晩、シャンプー後に時間をかけてブラッシングしてくれて床に落ちる前に毛を取ってくれました。
母にも苦痛を与えてしまいました「まさか娘のこんな姿を見るとは思わなかった。」
母がポツリと言った言葉を思い出します。
毛が抜けきってしまうと案外心は軽くなりました。
脱毛はとてもショックな事だと思いますが、お友達がこんな事をいいました。
「うちの主人がね、お前はいいじゃないか、治療が終われば生えて来るんだよ。 オレはもう生えてこないよ!」
思わず笑ってしまうエピソードですが、そうとはわかっていてもやはり辛いものです。
私の場合EC療法の後、一時新しい毛が生えたのですが、その後の治療でもう一度抜けるとわかった時、主治医にも
「治療が終わったら生えてきますから。」と慰められました。
乳がん体験者のお話で、白髪で癖毛だった方が新しく生えてきた毛が、真っ黒でストレートだった。
という話を聞いて、自分もきっとそうに違いないと思っていたのですが、実際に生えてきたのはまったく逆でした。
クルクル癖毛で白髪が多い・・・・え~っ!どうしてぇ~!
とてもショックでしたが、調べてみると最初に生えてくる毛が癖毛でも次に抜け替わる毛はストレートに戻ると書いてある文を見つけてホッとしました。
実際その通り、今はストレートです。 白髪は多くなりましたが・・・・
ウイッグの生活はとても大変で、色々ありました。
そのお話はまた次にしましょう。
「あ~、なんか元気そうだね。」 私の顔をじっと見てニコニコ笑いながら言いました。

続けて「その髪、自毛なの?ウイッグなの?」と。
「自毛だよ。 伸びたでしょ?」そう言うと
「本当に、元気そうで良かった~。」とても嬉しそうに笑ってくれました。
前回彼女に会ったのは抗がん剤治療が始まって1ヶ月目くらいでした。
身体がだるくて、待ち合わせの喫茶店にやっと歩いて行ったことを思い出しました。
買ったばかりのウイッグつけて・・・・
抗がん剤の種類にもよりますが、乳がんの抗がん剤は必ず?脱毛するようです。

退院後の診察で、抗がん剤治療にあたり副作用の説明を受けた時も先生が
「皆さん治療の始まる前にウイッグを準備しているようですよ。」と教えてくれました。
病院で医療用のウイッグのパンフレットをいただきましたがとても高額、私は入院中に同室だった
乳がんの再発で入院していた患者さんから
「高いウイッグは買う必要ないよ。今はウイッグが流行りだから1万円以下でおしゃれ用のウイッグがあるからそれで十分」
と教えていただいていました。
人工毛のウイッグは重かったり、手入れをちゃんとしないと痛みやすいですが、ウイッグの下にインナーのキャップを使用すれば治療中の生活は十分でした。
(使用したウイッグやその他のタオルの帽子、ターバンなどについてはまた別の時にお話します。)
私の抗がん剤治療はEC療法というものでしたが、1回目の投与が終わって2週間目くらいに突然脱毛が始まりました。
最初の1週間はいつ抜けるのかドキドキしていましたが、何の変化もなかったので
「私は脱毛しないかもしれない。。。」なんて思っていた時でした。
シャンプーをして洗い流し始めたら何やら手に感触が。。。。水の流れに水だけではない何かが一緒に流れているのです。

あ~始まったんだ。どうしよう・・・脱毛が止まらない。いつこの手を止めたらいいんだろう。

不安になりました。 シャワーを止めて、タオルでカバーして浴室から出て母に言いました。
「脱毛が始まったみたい。」
それからは毎日抜け続け、パラパラな髪の毛になりました。
中には脱毛が始まる前に短くきってしまう方もいらっしゃるようですが、あまり短くしすぎない方がいいみたいです。
なんと言いますか、日常生活の中で常にダラダラと抜け続けるのです。 その毛を拾い集める。。。。
これがとても心に負担でした。
ウイッグをはずすみたいに、一度でぱっと脱げた方が気が楽だと思いました。
枕や洗面所、リビング、仕事場、肩やテーブルに・・・パラパラと抜け落ちた毛を見、拾うたびに心が重くなりました。
他の方に不快感を与えてしまうのではないかと。
私の心配を聞いて母が毎晩、シャンプー後に時間をかけてブラッシングしてくれて床に落ちる前に毛を取ってくれました。
母にも苦痛を与えてしまいました「まさか娘のこんな姿を見るとは思わなかった。」
母がポツリと言った言葉を思い出します。
毛が抜けきってしまうと案外心は軽くなりました。
脱毛はとてもショックな事だと思いますが、お友達がこんな事をいいました。
「うちの主人がね、お前はいいじゃないか、治療が終われば生えて来るんだよ。 オレはもう生えてこないよ!」
思わず笑ってしまうエピソードですが、そうとはわかっていてもやはり辛いものです。
私の場合EC療法の後、一時新しい毛が生えたのですが、その後の治療でもう一度抜けるとわかった時、主治医にも
「治療が終わったら生えてきますから。」と慰められました。
乳がん体験者のお話で、白髪で癖毛だった方が新しく生えてきた毛が、真っ黒でストレートだった。
という話を聞いて、自分もきっとそうに違いないと思っていたのですが、実際に生えてきたのはまったく逆でした。
クルクル癖毛で白髪が多い・・・・え~っ!どうしてぇ~!

とてもショックでしたが、調べてみると最初に生えてくる毛が癖毛でも次に抜け替わる毛はストレートに戻ると書いてある文を見つけてホッとしました。
実際その通り、今はストレートです。 白髪は多くなりましたが・・・・
ウイッグの生活はとても大変で、色々ありました。
そのお話はまた次にしましょう。